住宅ローン減税がある間は繰り上げ返済はしない方が良いですか?
住宅ローン減税とは、毎年の住宅ローン残高の1%を10年間、所得税から控除するものです。
そこでよくある質問「住宅ローン減税がある間は繰り上げ返済はしない方が良いですか?」
借入金額が大きい程、住宅ローン控除額も大きくなるので、住宅ローン減税期間中は繰上返済をしない方がお得な気がしますね。
結論から言うと・・・
住宅ローン借入額や金利、繰上返済額やタイミング、その人の年収(所得税額・住民税額)等の条件によって異なりますので、住宅ローン減税期間中に繰上返済をした方が良いか?しない方が良いか?は、その方によって異なります。
中には、住宅ローン減税適用10年間は繰り上げ返済せずに、減税適用が終わった11年目に一気に繰り上げ返済した方がお得になる場合もあります。
ただし、住宅ローン減税適用期間中は繰上返済しない方がお得になる場合は、下記がポイントとなります。
・低い金利(1%未満)で10年間ずっと借りられること。
・住宅ローン控除額以上の税金を納めていること。
※住宅ローン控除の控除額は「所得税」から控除されるものであり、納めた「所得税」よりも多い金額が戻ってくることはありません。(ただし、控除しきれない分は住民税から一部控除される)
金利が高い場合は、控除額よりも利息が上回る為、住宅ローン控除額の減りは気にせずに、早めに繰上返済した方がお得です。
個人的には・・・
住宅ローンの利息や金利が上昇した時のリスクを考えると、住宅ローン減税の控除額は気にせずに、繰上返済はできるだけ早めにされた方が良いかとは思います。
(株)いえまる 相澤